細菌は地球に遍在 [低栄養状態で生きる動物たちの不思議]

地球は細菌の王国です。成層圏から、地下10kmの岩石中にまで、さらに深海底にいたるまで、細菌が存在しないところはありません。ようするに、動物のあらゆる生活環境に細菌は遍在しているのです。

だから、野生動物がエサを食べる際に、エサには必ず細菌が付着しているし、動物はエサとともに細菌を飲み込んでいることになるのです。野生動物が、食物とそれに付着している1 ミクロンの細菌を分離することは、原理的に不可能です。

もちろん、動物のほうも「エサと一緒に細菌を食べてしまう」問題には対策を講じています。口から入った細菌の大半は胃の胃酸で分解されるし、そこをくぐり抜けて小腸に到達しても、細菌の増殖阻止作用を持つ胆汁という強敵が待っています。ようするに、食物に付着して細菌が侵入する危険性は想定の範囲内で、動物は最初から多重バリアを準備しているということです。

しかも、多重バリアを突破して大腸に到達できたとしても、大腸にはすでに、腸管常在がびっしりと住み着いて、高度に組織化された生態系を作っているのです。新著の外謡菌が入り込もうとしても、すき間すら残っていないのです。

https://rumor-info.com/work-suger/

また、腸管常在菌豊いにネットワークを作っていて、外来菌、とくに宿主に病書起こす病原菌の侵入に対しては、一致団結してそれを排除しょうとします。腸管常在菌にとっては、腸管猛毒存できる環境だから、宿主に害をなす細菌巌であり、彼らは必死になって人間の健康を守ろうとします。

だから、口から入ってきた細菌はほとんど排除され、体内に定着することはないのです。しかし、それでも、細菌は食物を介して次芸人ってきて、一部浣実に大腸に到達しています。腸内常在菌たちが外来菌排除機能を持っていることが、なによりの証拠です。外来菌が口から入ってこなければ、そもそも排除機能を維持する必要はないからです。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。